2000年10月、静内町で静態保存されていた「C11207」がJR北海道の2両目の蒸気機関車として復活し、あの山線(函館本線・小樽〜ニセコ間72.9km)を旧型客車4両を牽いて走りはじめた。
 北海道で現役蒸気機関車が走っていた最後の夏には、すでに山線に蒸気機関車の姿はなく、また「C623」が復活した時にはなぜか訪れる機会がなかった。
 秋が終わり冬が始まろうとしている時季に、初めての、そして憧れの山線に、C11207の牽く「SLニセコ号」を追った。

2000.11.11 ●JR函館本線 倶知安駅

●11月11日(土)

 小樽駅前から7:30発のニセコ行の急行バスに乗る。乗客は10名足らず。小樽市内で半数が下車し、残りは余市駅前で全員下車。余市から乗客は私一人で貸切り状態。然別を過ぎ、大江橋停留所で下車する(¥850)。今日、最初の目的地は然別〜銀山間の5号線のクロスする地点。バス停から約1.5kmぐらいだろうか、8:30過ぎに現着。木々の影がはっきり見えるほどのいい天気。先客は2名で、どちらも地元?のベテラン。はじめての山線ということを告げ、C62重連の急行ニセコ時代の写真やC623ニセコの写真を見せてもらう。一人の方が「今日は機関士に頼んできた」ということで爆煙が期待できそう。
 9:00過ぎリゾート気動車「ニセコエキスプレス」の臨時特急「ニセコ号」が通過。このあと太陽が陰りだし、下り1931Dが通過した頃から雪が降出す。上り1934D通過時には吹雪いてくる。当たり一面雪の中、寒ぶ〜!

2000.11.11 ●JR函館本線 然別〜銀山 9012D /1934D

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